Case 08
にぎわいを求めて多様な人々が訪れる“新たなまち”を思い描き、誕生した「フェスティバルシティ」。この場所の活性化に努める、若手社員はなにを思い、人々の暮らしに溶け込むような時間を提案しているのでしょうか。
Furumoto Honoka
古本 穂乃佳
商業施設部 フェスティバルプラザ
2017年入社
音楽の殿堂として国内外から広く支持を集める「フェスティバルホール」を擁する「中之島フェスティバルタワー」。関西を代表するホテル「コンラッド大阪」のほか、「中之島香雪美術館」、「中之島会館」などからなる「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」。この2つのタワーをつなぐ商業エリア「フェスティバルプラザ」で構成されるのが、「フェスティバルシティ」です。
この“新たなまち”は、経済、芸術、文化を発信し、過去と未来を一つに結ぶクリエイティブな拠点です。オフィスワーカーだけではなく、「フェスティバルシティ」に訪れる人々、そして地域の人々に、開業から10年が過ぎた今も魅力を放ち続けています。その魅力をさらに増すためにも、敏感にニーズを捉え、いかなる逆境にも挑戦し進化を続けていく。その中で、どの時代においても“新たなまち”であり続け、魅力を発信していきます。
ビジネスや文化芸術、学術に関する施設が数多く集まっているのが、中之島の特長です。そうした潜在的な可能性を持つこの場所から、さまざまな創造的な情報を発信し、まちの新たな魅力を築く旗手として、私たちは成長を続けたいと思っています。その手立てとして、開業から10年を越え、この場所で働くひとや楽しむひととの絆を強固にしていくことを改めて大切にしたいと考えています。些細な声であっても確実に拾い、これまでにない価値に繋げていく。それが、オフィスワーカーにとっては最大限のパフォーマンスを発揮し、楽しむひとに特別な喜びを得られる場所となるはずです。
懸命にその思いを貫き、「フェスティバルシティ」や、中之島のまちに親しみを持っていただくことで、揺るぎない豊かさをお届けできると信じています。今後も“新たなまち”として、未来を見据えながら、中之島の魅力づくりに取り組んでいきます。
Episode
約40店舗の飲食店や物販店舗で賑わう、フェスティバルプラザの運営業務を担当しています。以前は、各店舗のご担当者様と顔を突き合わせ、営業に関する課題や、新たな目標をいっしょに検討するなど、現場での業務を中心に取り組んできました。
現在は、その業務に加え、入社時から携わりたいと考えていた店舗誘致を担当しています。具体的には、中之島という街やこの施設の雰囲気と調和する店舗をリサーチし、誘致するまでを一手に引き受けています。そのため、普段からさまざまなお店に足を運ぶ店舗調査や、同業の方々との情報交換などは欠かせません。しかし、世の中が大きく変動する時期とも重なっていたため、これまで集客での柱であったワーカーの方々が一時減少したことなどが理由となり、うまく成果につながらない日々が続きました。
その時、以前から通っていたお気に入りのコーヒーショップのスタッフの方が、大阪で初となる出店先を探されていると知り、すぐに誘致のご相談をしました。お話を進める中で、梅田や難波にはない魅力を求められていると感じ、この中之島が持つアートや文化、ゆとりあるエリアとしての魅力に共感いただいたことがご出店に結びついたと思います。ただし、ワーカーが日常使いができるとは言い難い、コーヒーが一杯1,000円の店舗を誘致する不安も感じましたが、先輩方は「古本さんが言うなら、挑戦してほしい」と応援してくださり、チームのひとりとして前向きにチャレンジをして結果を出すことができました。幸いなことに、オープンから軌道に乗り、今ではこの施設を代表する店舗の一つとなっています。
大きく変化していく時代において、フェスティバルプラザも柔軟に変わらなければいけない時期に差し掛かっていると感じています。その中で、若い世代の意見をどんどん取り入れる社風であるため、新たな動きが次々と生まれています。
ひとつは、中之島全体としての魅力や価値をさらに押し出すことです。このエリアには、フェスティバルホールや大阪中之島美術館など文化施設が集積しているため、そうした施設とのコラボ企画を推し進め、街全体として楽しめるような工夫を取り入れています。
そして、グローバルな魅力の創出にも目を向けています。フェスティバルタワー・ウエストに外資系ホテルのコンラッド大阪があるため、2025年開催予定の大阪万博に先駆け、数多くの海外のお客様が来られることが予想されます。その時、日本らしい文化や、世界でここだけで楽しめる魅力を備える店舗誘致にも力を注いでいきたいです。
11:00 |
出社(遅番) メールや業務連絡などを確認 店舗巡回 |
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13:00 | 昼食 |
14:00 | 会議資料の作成 |
15:00 | 店舗売上確認 |
16:30 | 施設内巡視 |
18:00 | 打ち合わせ |
19:00 | 退社 |
店舗の状況を確認。店舗スタッフからも積極的に話しを聞きます。チームメンバーと懸案事項などを話し合います。