Case 02
両立支援制度
朝日ビルディングでは、時間単位での有給休暇取得も可能で、育児や入院・介護など、さまざまな場面で幅広く活用できる支援制度を導入。仕事と家庭の両方を充実させるこの制度により、未来に繋がる、自分らしく働く社員たちを力強くサポートしています。
Inoue Tomoka
井上 朋香
経営管理部 経理セクション
2012年入社
Yamashita Masaru
山下 勝
営業部 副部長
1993年入社
Matsuda Tatsuya
松田 達也
経営管理部 副部長
1988年入社
Episode
それぞれ取得された制度について教えてください。
私は、病気のときに「積立年休」を活用しました。これは、本来なら切り捨てとなる年次有給休暇を60日まで積み立てられ、それを利用できるというものです。
言わば、有給休暇を復活させて活用できる制度ですね。他の企業ではあまり目にすることのない画期的な仕組みです。入院もされたと聞きました。
はい。突然のことで、手術と入院で最終的には8日間をこの積立年休で対応できました。時期がちょうど3月頃で、有給休暇が失効する時期でしたので、こういう制度を活用でき、とても安心したことを覚えています。井上さんは、育児での活用が中心ですか?
はい。私は2度の産前産後休暇と、育児休業を取得しました。職場に復帰してからは、「時短勤務」や「看護休暇」、子どもの急な発熱で保育園から連絡があったときなどには、時間ごとで有給を取得できる「時間単位年給」も活用しています。
他の方は、時間単位年給をどのように活用されていますか?
時間単位年給は年次有給と同じですので、育児以外でも活用できるのが便利なところです。私も、何か事情があって早く退社しなければいけない時は活用してみようと思っています。
若い社員の中には、うまくその制度を活用している方も増えてきました。仕事と家庭のバランスを取りやすくなるという意味では、とても良い制度だと思います。
あと、育児のほかにも、両親を介護するようになると、病院の付き添いなどでも活用できそうです。どの世代の社員にも活用しやすくなっているのが特長ですね。
気兼ねなく制度を活用することはできましたか?
私の場合は、1人目の育児休業のあと、仕事に復帰して半年後に、2度目の育休を取得することになりました。やっと仕事をスタートさせたところでしたので、正直、迷惑をかけてしまうんじゃないかという不安な気持ちもありました。
そうした心配される気持ちは理解できますよ。
ところが、上司の方がすぐに「おめでとう!」とお祝いの言葉をかけてくださって。同じ部署の方々も、体調のことなどを気にかけてくださり、とても恵まれた環境のなかで働いていることを実感しました。
井上さんの部署ばかりではなく、今はどこの職場でもそういう対応になっていると思います。やはり、仕事と家庭の両方を充実させられる、働きやすい環境を整備することが、社員の安心や信頼に繋がります。それが、私たち全員が高みへ進むための大きな力にもなるという思いが共有されているので誰もが応援するはずです。
そう思います。ですから、いっしょに働く仲間が何かしらの理由で休業するとなれば、すぐに業務分担や引き継ぎなどの対策を取るために動きますね。今後も制度を利用したより良い働き方に協力したいと思います。
また、時代の価値観も変化したことで、育児などで休業するのは当然という感覚を誰もが持っていますから。だからこそ、自然と協力できる体制になっているのでしょう。
仕事復帰後の変化を教えてください。
復帰後は9時半から15時半までの2時間の時短勤務という限られた時間で担当する業務をこなすために、作業の優先順位を見極める力や、効率的に仕事を進める能力が高められたように思います。
時間が限られている分、仕事の密度を高めようと心掛けたのですね。とはいえ、それだけ力を注ぐと大変な面はありませんか?
ありがたいことに、周囲の方々がしっかりとサポートをしてくださるんです。私が職場にいる時間に合わせて、必要な会議を設定してくださることや、残業なども可能な限り配慮していただいています。
仕事を再開される上で不安はありませんでしたか?
長期休業から復帰される時は、上司の方と面談をして、復帰後の業務内容などについて話し合いをされるのですね?
はい。このような時間を設けていただいたことは、復職前に感じていた仕事と育児の両立に対する不安の軽減につながりました。私の場合は、同じ部署に復帰したのですが、その時の状況に応じて、別の部署を希望することも可能なようです。その場合は、しっかりと研修期間もあり、スムーズに仕事復帰できるようなプログラムもご用意いただいています。
また、社用の携帯電話を休業中も利用できます。社内の動きや細かな連絡も綿密に取り合えるので、他の社員との関係も途切れないような配慮もしています。
この制度を活用し、改めて良かったと思う点は何でしょう?
仕事や収入のことを心配せず、安心して家庭のことに時間を費やせるところですね。その分、仕事に復帰した時は、これまで以上にがんばろうという気持ちにもなれますから。
仕事とプライベートのメリハリがあることで、どちらにも良い影響があり、家族との絆もより深まったと感じます。
家庭が充実すると、仕事と向き合う力もあふれてきますよね。それに、井上さんの働き方が社内に良い影響を与えているようにも感じます。
そうですね。井上さんらが率先して、さまざまな制度を活用されたことで、あとに続く方々は仕事に加え、家庭に関する将来設計も立てやすくなったと聞いていますよ。
ありがとうございます。この制度に本当に助けられているので、他の方々にもぜひ活用してほしいと。それが、働きやすい環境づくりに繋がり、より良い職場になればという思いもあります。
気持ちよく働けるからこそ、仕事にも一生懸命になり、これまでにない成果も発揮できるはず。それが、私たちの未来にも繋がっていると思うので、この制度を大切にしていきたいですね。