Story

Case 05

広島 再開発ビル プロジェクト

基町相生通もとまちあいおいどおり地区
第一種市街地再開発事業

※2027年度竣工予定

広島の中心街として賑わった基町相生通地区に、賑わいを取り戻すために取り組む再開発プロジェクト。官民一体の協力体制を強固に、広島きってのリーディングプロジェクトを牽引する社員たちが、この再開発に挑む思いを語ります。

Komatani Shojiro

駒谷 庄二郎

取締役
1988年入社

広島の再生を牽引する
起点となる場所へ

Miki Naoya

三木 直哉

企画開発室 副室長
1994年入社

官民一体の協力体制で
街の発展を進める

広島の新たなランドマークを手掛ける使命感

広島新再開発ビルプロジェクトとは?

広島の中心地であった基町に、かつての賑わいを取り戻そうと、官民が一体となって取り組む一大プロジェクトです。

敷地面積7,500㎡、高さ160m、延床面積80,000㎡のランドマークタワーに、広島初となるラグジュアリーホテル、広島最大級のオフィス、広島商工会議所、地域変電所、公共駐輪場の5大機能を盛り込む予定です。

広島においては、リーディングプロジェクトに位置づけられており、広島を代表するランドマークタワーにするため、今は懸命に取り組んでいるところです。

このプロジェクトに関わる思いは?

私が入社後、初めて赴任したのが、この再開発の場所である広島朝日ビルだったんです。合計6年間、この地で働いていたので個人的な思い入れが強く、成功させることを一つの使命感のように感じています。ちなみに、そのときの上司が駒谷さんでした(笑)。

別に示し合わせたわけではなく、偶然そうしたメンバーになりました。私はそのビルの最上階にあった映画館の支配人を務め、初めて付いた部下が三木さんです。広島出身でもあるので、このプロジェクトに関わる感慨深さと共に、強い責任も感じています。

完成する複合施設の魅力は?

広島随一の規模を誇る複合施設にすることはもちろん、地元との連携で街おこしや賑わい創出も行います。若者、子ども、学生、高齢者の方など、幅広い年代の人が集う場所という魅力もあります。

広島オフィス市場の年間成約面積に匹敵するオフィス床を1棟で供給することになり、そこには100社近い企業が集結する予定で、新たなビジネス拠点としても認知されるはずです。

街が発展する起点となる場所に

プロジェクト成功の鍵は?

広島きってのリーディングプロジェクトということで、官民問わずとても協力的です。大切なのは、このチームワークを崩さないこと。そのためには、当社を含む5者の地権者それぞれが納得できる内容を基調としています。私たちは、「正直に向き合おう」という気持ちで会議などに臨んでいますね。

それと、広島の街に溶け込む施設にすることも意識しています。例えば、160mのビルが街なかにあると圧迫感を与えかねないので、31m地点で建物をセットバックさせるなど、街並みと調和させることも鍵ですね。

初の試みや挑戦することは?

ラグジュアリーホテルや高規格オフィスの建設は、すでに過去のプロジェクトで経験があります。ただ、行政と一体となって進めるとなれば、一つずつ要件や手続きをクリアする必要があるため、常に新たな取り組みと言えます。広島のマーケットに合致させる必要性もあり、これまでと同じやり方では達成できません。

完成に向けての意気込みは?

心のどこかで、「先に再開発が進む広島駅前には負けないぞ」という思いがあります(笑)。広島が発展していく起点となる、そんな場所を形作れるようにがんばるだけです。

それに、広島は世界的に平和都市として知られ、海外の方が多く訪れる場所でもあります。それにふさわしい街をつくるという思いを持ちながら、開発に取組んでいきたいですね。

今後は、メンバーも増員され、より強固にプロジェクトを進められるはずです。

そうですね。そういう意味では、こうした大規模プロジェクトを若手や中堅社員の方に経験してもらい、未来の街をつくるための力を身につけてほしいと思います。